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保護者の皆様

コロナ禍での本学の授業対応について

■学長メッセージ

<学生、保護者の皆さまへ>
188体育平台_球棎足球比分-官网|直播感染拡大に伴う遠隔授業での対応について

(2020.7.27)

学長_松尾 _ネクタイ修正.jpg

 本学では、4月の時点で、当面遠隔授業で対応することとしていましたが、緊急事態宣言解除後に、北九州市の感染者数が多く発生したため、1学期は遠隔授業で行うこととし、学生の課外?学外活動についても自粛していただいているところであります。大学での様々な活動を楽しみにされていた学生さんには、大変心苦しく思っております。

 遠隔授業においても、十分な準備ができない状況で始めざるを得なかったため、不自由をおかけしているかもしれません。しかし、大学としては、教職員に研修を実施したり、授業実施状況の把握に努めたりと、教育の質を落とさないように取り組んでおり、個々の教職員も学生のためによい授業を提供するよう努めています。
 
 さらに、感染の影響による経済的な家計急変に対して、国の支援に加え、本学でも経済的支援も実施し、とくに全学生に対して、学修環境整備支援金を支給いたしました。

 2学期からは、対面授業を徐々にはじめていく予定ではありますが、今後の感染状況によっては、まだ学生及び保護者の皆様にご不便をおかけすることもあるかと思います。ご理解をいただければと思っております。

 今年は、春をどこかに置いてきてしまった思いです。すでに、キャンパスの木々は青々とし、緑に映えた風情を見せています。ただ、いまだキャンパス内にはほとんど学生の姿はなく、蝉の鳴き声だけが響きわたっております。一日でも早く感染が収束し、日常のキャンパス風景が戻り、置いてきた春を取り戻せることを願っております。

 

北九州市立大学学長 松尾 太加志

 


 

■オンライン授業のイメージ

オンライン授業のイメージ.png

 


 

■教員インタビュー

<基盤教育センター>廣川 祐司先生にオンライン授業について伺いました

(2020.8.17)

廣川先生①_正面_3階.jpg

オンライン授業をした科目について教えてください。

 「地域創生スキル2(フィールドワーク論)」という地域創生学群の科目で、履修者数は約80人、新カリで2年生の科目です。

 

オンラインでどのように授業を実施しましたか?

 全15回中、中間発表会2回、最終成果報告会2回の計4回はTeamsを利用してリアルタイムで発表会を行い、それ以外はオンデマンドで行いました。Teamsのチャネルを利用して学生のグループ(10グループ)を作り、グループごとに去年1年間過ごしてきたキャンパス内での記憶を元に、学内の課題についてディスカッションし、発表するという流れで授業を実施しました。

 

廣川先生④手元_学習室.jpg

何か工夫した点はありますか?

 グループごとの発表のほかに、成績評価について「他者評価」を導入しました。発表の際に各グループがお互いを評価し、順位をつける。さらにグループ内で、最もリーダーシップを発揮したNo,1の学生を選ぶ。上位1位から3位に選ばれたグループ、そして各グループ内でNo,1に選ばれた学生にはそれぞれ加点するという取り組みです。
 事前に評価方法についての説明を行い、評価の際は理由も明確に示すようにしました。各評価についてはフィードバックを行い、次回の発表にどう生かすかについてのディスカッションも行いました。

 

学生からの反応はどうでしたか?

 評価されるだけでなく評価する側になることで、自分たちの活動を相対化して客観的にみることができたようです。お互いに評価し合うことで、ライバル心、競争心みたいなものが培われ、「次はより質の高いプレゼン資料を作ろう」といった意識が芽生えたようです。
 授業を聞いているだけだと知識や情報だけを受けとめて終わるが、他者から評価されると「こうすればいいんだ」と実感が沸き、行動に移せたという声もありました。

 

廣川先生②_正面_3階.jpg

オンライン授業を実施して感じたことはありますか?

 授業のはじめに、本来の目的、授業内容、到達したい目標を説明した上で、使えるツール(Moodle、Teamsなど)を伝え、この状況で何ができるかを学生とともに考え、試行錯誤しました。
 回を重ねるごとに、プレゼンに向けて(Teamsを利用して)集まって話し合ったり、日程調整をしたりと、各グループで授業時間外の積極的な動きが出てきたことは想定以上の効果があったと思います。
 実際に活動できなかったとしても、いつまでに、何を、どこまでという課題設定の与え方によって、学生の積極的な動きを引き出し、授業時間外学習の時間を増やす効果はあったのかなと思います。

 

オンライン授業で何か困ったことはありましたか?

 表情や顔が実際には見えないので、理解できているか、集中力が続いているか、飽きていないか、そういったことがわからないことです。そこで考えたのがさきほどの「他者評価」でした。各グループ内でのディスカッションを教員が直接確認することはできません。対面で確認できない部分を、学生同士で評価し合おうということで、学生にも理解を得たうえで「他者評価」を導入しました。それが、学生たちの積極的な授業時間外学習へとつながったので、結果としてはデメリットから生まれたメリットとなりました。

 

オンライン授業を経験したことで、今後の授業に何か影響はありますか?

 オンライン授業は、動画として残っているのでいつでも見返すことができます。過去の授業を見返して要点を確認する復習的な効果が得られる。知識の定着として対面とオンラインを併用していくのもありじゃないかなと思います。また、学生が授業時間外で集りやすいというのはオンライン上のメリットですよね。Teamsならば、どのグループがいつどのくらいディスカッションしたのかを、教員がある程度把握することもできます。対面授業が再開しても、グループワークはTeamsを利用するというかたちを今後も取り入れていこうかなと考えています。

廣川先生⑤正面_学習室.jpg

 

最後に保護者の方へのメッセージをお願いします。

 授業をやっている様子を見ることができる。これはオンライン授業ならではのメリットではないでしょうか。大学の授業が、いつ、どのように行われているのか、今だからこそ知ることができます。実際にキャンパスに行って授業を覗くことはできませんから。
 この機会に、一緒に動画を見たり、授業についてお子さんと話してみたりするのはどうでしょうか。

 

 


 

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